カメラの話

X-Pro3とX-T3の比較|買うべきかどうかは「サブ液晶」に対する考え方次第

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X-Pro3は11月下旬発売!

先日富士フイルムより、新製品として「X-Pro3」が発表されました。

ブラックについては11月下旬発売、その他の2色については12月中旬とのことです。

製品名FUJIFILM X-Pro3
価格オープン価格
発売日FUJIFILM X-Pro3(ブラック):2019年11月下旬
FUJIFILM X-Pro3(DRブラック、DRシルバー):2019年12月中旬
予約開始日2019年10月25日(金)10:00

価格について

カメラのキタムラネットショップでは
・ブラック・・・212,355円(税込み)
・DRブラック・DRシルバー・・・237,105円(税込み)

として予約受け付けが行われています。
※ボディのみ

DR=デュラテクト加工とは

12月中旬に発売される2色については、DR(デュラテクト)加工が施されているとのことです。

デュラテクト加工については、富士フイルムHPより下記の通りです。

チタンの持つ美しさと独特の風合いを活かし、傷からカメラを守る表面加工技術がデュラテクトTM。なめらかな手触りと高い硬度(ビッカース硬度、1000〜1500Hv)を実現。 愛機の輝きが損なわれることはありません。

出典:https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-pro3/

また、富士フイルムのX-pro3ニュースリリースでは下記のように説明されています。

当社は、上質な塗装で重厚感のある「ブラック」、擦り傷への高い耐性と高品位な外観を実現する「デュラテクト™」加工を施した「DRブラック」「DRシルバー」の3色をラインアップし、「X-Pro3」の魅力を拡大していきます。

出典:https://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1480.html?_ga=2.253922188.508966745.1573267321-1538678756.1569122301

要は、傷に強く、ストリートで雑に扱っても大丈夫な設計になっていますよということなのでしょう。

手持ちの機材X-T3とのスペック比較

まずはざっとスペック表を見ていただきたいです。
個人的に気になる項目だけを抜き出し、手持ちのX-T3のスペックと比較しています。
スペック上勝っていると思われるところについては青字にしています。

X-Pro3X-T3
商品名FUJIFILM X-Pro3FUJIFILM X-T3
有効画素数約2,610万画素同左
撮像素子23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ) 
X-Trans CMOS 4センサー
原色フィルター採用
同左
画像処理エンジンX-Processor 4同左
撮影感度標準出力感度ISO160~12800(1/3段ステップ)同左
拡張モードISO80/100/125/25600/51200同左
測光方式TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点同左
シャッタースピード※1メカニカルシャッターPモード:4秒〜1/8000秒
Aモード:30秒〜1/8000秒
S/Mモード:15分〜1/8000秒
バルブ:最長60分
同左
電子シャッター(*3)Pモード: 4秒〜1/32000秒
Aモード: 30秒〜1/32000秒
S/Mモード: 15分〜1/32000秒
バルブ: 1秒固定
同左
電子先幕シャッターPモード: 4秒〜1/8000秒
Aモード: 30秒〜1/8000秒
S/Mモード: 15分〜1/8000秒
バルブ: 最長60分
同左
メカニカル+電子シャッターPモード: 4秒〜1/32000秒
Aモード: 30秒〜1/32000秒
S/Mモード: 15分〜1/32000秒
バルブ: 最長60分
同左
電子先幕+メカニカルPモード: 4秒〜1/8000秒
Aモード: 30秒〜1/8000秒
S/Mモード: 15分〜1/8000秒
バルブ: 最長60分
※電子先幕の高速シャッターの上限は1/2000秒
同左
電子先幕+メカニカル+電子Pモード: 4秒〜1/32000秒
Aモード: 30秒〜1/32000秒
S/Mモード: 15分〜1/32000秒
バルブ: 最長60分
※電子先幕の高速シャッターの上限は1/2000秒、
メカニカルの高速シャッターの上限は1/8000秒
同左
フラッシュ同調速度1/250秒以下同左
連写メカニカルシャッター約11コマ/秒
[連続記録枚数]
・JPEG: 145枚 
・可逆圧縮RAW:42枚 
・非圧縮RAW: 36枚
同左
電子シャッター約30コマ/秒(電子シャッター設定時、1.25 X クロップ)
[連続記録枚数]
・JPEG: 60枚
・可逆圧縮RAW: 35枚
・非圧縮RAW: 33枚
※1.25倍クロップしない場合は約20コマ/秒
同左
フォーカスAF方式インテリジェントハイブリッドAF
(TTLコントラストAF/位相差AF)
同左
低輝度性能※3・コントラスト:-3.0EV(XF35mmF1.4装着時) 
・位相差:-6.0EV(XF35mmF1.4装着時)
インターバル
タイマー撮影
あり
(撮影間隔、 撮影回数、 開始時刻設定)
同左
ファインダーOVF電子式ブライトフレームファインダー(逆ガリレオ式) 
撮影範囲フレーム視野率約95% 
ファインダー倍率約0.52倍
EVF・0.5型有機ELファインダー 
・約369万ドット 
・視野率約100%
同左
ファインダー倍率: 0.66倍ファインダー倍率: 0.75倍
液晶モニター・3.0型 3:2アスペクト 
・180度チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター 
・約162万ドット
・3.0型 3:2アスペクト 
・3方向チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター 
・約104万ドット
サブモニター1.28型 1:1アスペクト カラーメモリ液晶
フィルム
シミュレーション
17モード
・PROVIA/スタンダード
・Velvia/ビビッド
・ASTIA/ソフト
・クラシッククローム
・PRO Neg.Hi
・PRO Neg.Std
・モノクロ
・モノクロ+Yeフィルター
・モノクロ+Rフィルター
・モノクロ+Gフィルター
・セピア
・ACROS
・ACROS+Yeフィルター
・ACROS+Rフィルター
・ACROS+Gフィルター
・ETERNA/シネマ、クラシックネガ※2
・モノクロームカラー※2
下記2項目以外同じ
・ETERNA/シネマ、クラシックネガ
・モノクロームカラー
本体外形寸法[幅]140.5mm×
[高さ]82.8mm×
[奥行き]46.1mm
(最薄部34.8mm)
[幅]132.5mm×
[高さ]92.8mm×
[奥行き]58.8mm
(最薄部35.4mm)
質量約497g
(バッテリー、 SDメモリーカード含む)
約539g
(バッテリー、 SDメモリーカード含む)
起動時間約0.4秒約0.3秒

「サブ液晶・液晶モニターのドット数増加・新フィルムシュミレーション」がポイントか

特筆すべきポイントは、サブ液晶の追加・液晶モニターのドット数増加・新フィルムシュミレーションの追加などでしょうか。

特にサブ液晶については大きく好みが分かれるポイントかと思います。

液晶画面に現在の撮影設定やフィルムシュミレーションの設定が表示され、電源を切った状態でも確認できるとのことですが、これにどこまでの需要があるのかですかね。

また、メインの液晶画面を確認するには画面をひっくり返さないといけないようなので、この動作がわずらわしく感じないかも気になります。

X-Pro3のサブ液晶

サブ液晶には、下の写真のように、電源のオン・オフに関わらず現在の設定が表示されるとのことです。

下の文章は富士フイルム公式のページからの引用です。

電源のオン・オフに関わらず設定が確認できると述べられています。

メモリ液晶の採用により電源オン・オフに関わらず常にフィルムシミュレーションやホワイトバランスの設定を確認できます。Xシリーズの操作系の進化を示す象徴的存在です。

https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-pro3/

フィルムシュミレーションは下の写真のように確認できるようです。

出典:https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-pro3/

※1:シャッタースピードがややこしいので整理します

使用するシャッター方式や撮影モードによって、シャッタースピードの限界値が異なっており、スペック表で見ると非常にややこしいので、X-T3の使用感を元に整理しておきたいと思います。

X-T3では、各シャッター方式の限界値は
・電子先幕シャッター・・・1/8000秒まで(1/2000秒までが最も高画質に撮影できる)
・メカニカルシャッター・・・1/8000秒まで
・電子シャッター・・・1/32000秒まで

というようになっております。
※X-pro3も同じかと思います。

どのシャッター方式で撮影するかは撮影者が決めることができます。

どれかを選ぶのではなく、3種類全てを使う設定もあり、それがスペック表のシャッタースピードの項目の一番下の「電子先幕+メカニカル+電子」という項目で、各シャッター方式の持ち味が発揮できる限界値に達すると、次のシャッター方式に切り替わるというモードです。

なので、電子シャッターを使う場合は、どの撮影モードでも1/32000秒まで撮影できるというような表記がなされていますが、例えば1/8000秒より速いシャッタースピードが必要になった場合は、自動で電子シャッターに切り替わることで1/32000秒までの高速シャッターを実現するという意味です。

あと、例えばPモードでは4秒までしかシャッタースピードを稼げない、電子シャッターのバルブモードでは1秒までが限界といった表記もされていますが、X-T3を使っていてそこまでこの点について神経質になったことはありませんので、心配する必要はないかと思います。

僕の使い方としては、無音で撮影しなければいけないときは電子シャッターにして、それ以外は基本的にはメカニカルシャッターを使うようにしており、シャッタースピードの限界値に悩まされたことは全く無いです。

※2:新フィルムシュミレーションが追加

エテルナで「クラシックネガ」が選択可能に

人気のフィルムシュミレーション「エテルナ」で、シネマに加えて新たに「クラシックネガ」というシュミレーションが選択可能になっています。

あまり人の写真を貼るのはよろしくないかと思いますので、クラシックネガで撮った作例については、下の公式ページにて確認いただけると助かります。

クラシックネガではないですが、「エテルナ・シネマ」で撮った写真がどのような雰囲気なのか、X-T3で撮ってライトルームでエテルナのプロファイルを当てた写真をアップしておきます。

彩度がそこまで高くなく、またコントラストもやや抑えめといった感じです。

エテルナ・クラシックネガもこういった方向性ではないかと思います。

モノクロームカラーはマゼンタ・グリーンも含めたマトリクスから選択が可能に

出典:https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-pro3/

X-T3でも、フィルムシュミレーションでモノクロは選択することはできましたが、微調整で暖色と寒色の2方向の調整しかできませんした。

X-pro3では、表題の通り、マゼンタ・グリーンも含めた上の写真のようなマトリクスからトーンを微調整することができるようです。

※3:低輝度性能の強化について

出典:https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-pro3/

低輝度性能が強化されたことは、大きなトピックの一つかと思います。

以前X-pro2を売り場で触ったときは、オートフォーカスが遅すぎて使い物にならないと感じました。

屋内の照明でそこまで明るくはないにしても、暗くて被写体が認識しにくいとは到底言えない状況であのスピードは実用的ではないなと感じていました。

しかし今回のX-Pro3の製品紹介では、低輝度性能の向上が取り上げられていますので、暗所でのフォーカス性能に限らず、オートフォーカス性能全般について機能が向上したのではと個人的に期待しています。

まとめ:アナログ感・フィルムの雰囲気を楽しみたいなら買いか

フィルムシュミレーションやサブ液晶などの強化を考えると、アナログ感・フィルムカメラの使い心地などを楽しみたい方は買いのカメラかと思います。

後にライトルームで細かく調整するのではなく、撮るときに細かく調整することが楽しい方にとってはおすすめのカメラではないかと思います。

特にフィルムシュミレーションはJPG撮って出しでないとほぼ意味がないので、富士フイルムとしては後に現像ソフトで加工するようなことは、あまり望んでないのかもしれません。

ただ、上でも話題にしましたが、サブ液晶のせいでメインの液晶がひっくり返さないと見れない点については賛否両論あるのではと思います。

繰り返しになりますが、撮ること・持って街を歩くことにワクワク感を覚える方にとっては買いのカメラかと思います。

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