RAW現像の話

キャプチャーワン12レビュー|キャプチャーワンはフィルムっぽい?ライトルームの方が階調表現はリッチ

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キャプチャーワン12を買いました

今更ながらキャプチャーワン12を購入しました。

カメラを始めると同時にキャプチャーワン11をRAW現像ソフトとして使っており、一度ライトルームにも手を出しましたが、特にユーザーインターフェースの面においてキャプチャーワンの方が好きだったので、またキャプチャーワンに戻ってきました。

今回の記事では、久々にキャプチャーワンを使ってみて、ライトルームとの違いについて気になる点がありましたので、比較写真をお見せしたいと思います。

使用機材

a6500にsel24f18zという組み合わせで撮りました。

キャプチャーワンは、最初から「明瞭度」をかけたような写真になる

タイトルの通り、キャプチャーワンは写真を取り込んだ状態で、既にライトルームで言う「明瞭度」をかけたような写真になっていることに気づきました。

対してライトルームは階調がリッチでなめらか、変にコントラストを上げるようなことはしておらず、かなり自然に見えます。

そこそこの金額でキャプチャーワンを購入しましたが、正直ライトルームの表現の方が僕自身は好きですね。

下に作例3つを貼っておきますので、ご確認ください。

どの作例も1枚目がライトルーム、2枚目がキャプチャーワンです。

プロファイルについて

プロファイルはキャプチャーワンではAdobeのDNG file neutralにカーブという項目はオート、ライトルームではAdobeニュートラルを適用しています。

キャプチャーワン
ライトルーム

パラメーターについて

どの写真も露出の調整、シャドウの持ち上げ、彩度の調整くらいしかしていません。

例えば作例1のパラメーターは下の通りで、シャドウや彩度の調整くらいしかしていないにも関わらず、出てくる画は全然違います。

他の作例もほぼ同じようなパラメーターで、極端な調整はしていません。

作例1

上のライトルームの写真のほうが、土のしっとり感がうまく表現されているように思います。

対して下のキャプチャーワンの方は、土がパサパサしているように見えると思います。

作例2

キャプチャーワンの方は、粗っぽいというかサバサバしているというか、階調表現が豊かではないように見えます。

特に画面中央を左右に横切る草の道のコントラストが強調されすぎているように思います。

作例3

白いビニールシートの影の表現が、キャプチャーワンではやや極端に表現されているように思います。

まとめ

どの写真もライトルームの方が階調表現が豊かで、色と色・明るい部分と暗い部分のつながりが滑らかなように思います。

対してキャプチャーワンは、初めから明瞭度をかけたようなコントラストが強調されたサバサバした写真になっています。

キャプチャーワンを久しぶりに使って、最初のうちはプロファイルの問題だけなのかなと思っていましが、ヒストグラムが比較的フラットな状態になるAdobe DNG file neutralを適用してみても、「初めから明瞭度かかってしまう問題」は解決されなかったので、恐らくこれがキャプチャーワンの特徴なのだと思います。

キャプチャーワンはよくフィルムっぽいと言われるそうですが、リッチに表現しきらず、若干の粗っぽさを残すところが、そのように言われる所以なのかもしれません。

キャプチャーワンはスタイルパック込みで4万円以上したので、またライトルームに戻るべきか悩みます(-_-;)

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