カメラの話

【レビュー】 LUMIX S5iiのダメなところ

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先日S5iiの良いところをご説明しました。

今回は反対にダメなところと言いますか、気に入らないところについて解説していきたいと思います。

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S5iiのダメなところ

ボタン類がムニュムニュ

ボタン類に関して、軸がしっかりしておらずグラグラします。
そのため真っ直ぐ押し込めず、押し心地が良くありません。

反応に関しても、カチッというクリック感があるわけではないので、どこまで押し込めば反応するかが分かりづらく、押しても反応しないときと反応するときがあり、かなりストレスが溜まります。

あと、押した瞬間に反応するボタンもあれば、押しこんで離した瞬間に反応するボタン(割り当てている機能次第?)もあり、なぜここを統一しなかったのかというのが疑問です。

フォーカスレバーの誤動作が多い

フォーカスレバーは誤って真ん中を押してしまうことが多々あります。
真ん中を押すとフォーカスエリアが中央に戻ってしまうため、フォーカスエリアの移動途中に微調整しようとして1クリックずつ押しているときに、間違って真ん中を押して中央に戻ってしまいイライラすることが多いです。

※もう一度真ん中を押すと直後に移動させたところまでフォーカスエリアを戻せるので、もう一度画面の中央からやり直しということではないですが、意図せず画面中央に戻ってしまうのは結構なストレスです。

S5iiのフォーカスレバーのすぐ左にはフォーカスモードの変更ボタンがあるため、レバーの左側が押しづらいです。
そのため左を押すときに間違って真ん中を押してしまうことがよくあります。

レバーを倒すときも真ん中を押すときも、クリック感が同じようなものであるため、今どちらを押しているのかが分かりづらいです。

シャッターを2回切ってしまう

シャッターモードがシングルの場合でも、シャッターを切った直後に半押しまで戻さず、ほんの少しだけ戻してまた押し込むという動作をすることでシャッターが切れてしまいます。

S5iiと同じようなシャッターフィーリングのXH2シリーズを売り場で触ってみましたが、こちらは同じようにシングルモードでグイグイ押し込んでも連続でシャッターが切れることはなく、無反応というかシャッターボタンの押し込みを受け付けない時間がありました。

S5iiはシャッターが切れた直後に連打すればするだけシャッターを切り続けることができるので、1枚だけ撮りたい場面でも誤って2回シャッターを切ってしまうことがあります。
一枚ずつ丁寧に撮っていきたい場合に、手ブレを防止するためにもゆっくりシャッターを押すのですが、そうすると指先がぷるぷるしてそれにシャッターボタンが反応してしまいシャッターが2回切れてしまいます。

フォーカスレバーとも共通するのですが、意図せずカメラが反応してしまうのがかなりのストレスになります。

マニュアル露出時のプレビュー表示が使いづらい

S5iiの一番の問題とも言われる部分かと思いますが、マニュアル露出時にファインダーや液晶画面に映す映像を、実際に撮影できる露出を見せるのか、絞り切って暗いときに見やすくするために明るく表示するのかの切り替えがめちゃくちゃ使いづらいです。

ほとんどのカメラには、マニュアル露出時に上記のどちらの見え方で表示するかを切り替える機能があり、表示を切り替える度に画面に切り替わっている旨の表示が出るのですが、S5iiには何も表示されないため、今どちらの見え方で見えているのかが分かりにくいです。

ストロボを使って撮影する場合、絞りを絞って、また感度も低めに設定した実際の露出を確認しつつ、撮影するとなったら見やすい明るさで表示するモードに切り替えるというのが一般的なやり方かと思いますが、S5iiはコールドシュー部分にストロボなりコマンダーなりを取り付けるとこの切り替え機能が無効になり、絞って感度低めの状態の露出を確認させてくれなくなります。

※富士フイルムのカメラではストロボやコマンダーを取り付けても普通に切り替えができます。

あと、僕は全く使わないのですが、AF-Cモードのときにマニュアル露出で撮影すると、絞りや感度、シャッタスピードが反映された実際の露出を画面に表示してくれないという致命的な欠陥があります。

そのため、明るさがコロコロ変わったり、画面内に異なる色味や明るさの被写体が出入りするような場面では、画面の見え方が変わりまくるため、結構撮りづらいと思います。

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