この前はx-t3を買って良かった点をまとめましたが、今回は逆に残念だった点について触れたいと思います。
良かった点については下の記事をご覧ください。
デカくて重い
単純なスペック比較でも、x-t3はデカいことが分かります。
特に気になるのが、高さと重さです。
x-t3 | a6500 | |
幅 | 132.5mm | 120.0mm |
高さ | 92.8mm | 66.9mm |
奥行き | 58.8mm | 64.4mm |
重さ(バッテリー・SDカード含む) | 539g | 453g |
高さは、ファインダーが光軸上にあるからなのか、やや高くなっています。
スペック上でも2〜3cm、x-t3の方が高いことが分かります。
ハクバのインナーケースに入らない
高さがあるせいで、a6500のときに使っていたハクバのインナーケースに、x-t3がぴったり収まらなくなってしまいました。
使えないことはないのですが、ケースを押し広げてしまっており、無理やり入れている感じがしてなんとなく気に入りません。
グリップが持ちづらい
残念というほど深刻なものではないですが、a6500を使っていた人間からするとx-t3のグリップは最初はかなり浅く感じます。
街でスナップを撮るときは、a6500のグリップに指をひっかけるようにして片手で持ち歩いていたので、x-t3を持ち歩くときは少し気を使います。
また、右手でしっかりグリップを握ることができないので、右手だけに頼らず、左手でうまく支えるようにして撮影するよう気をつける必要があります。
ただ、普通にひっかかりはありますし、グリップは滑りにくい材質ですので、滑ってしょうがないということは無いと思います。
片手で持っていても、滑って落としそうということも無いですね。
ピント拡大から通常表示へは、自動で戻らない
マニュアルフォーカス時に、フォーカスリングを回すと拡大表示になるMFアシストがこのカメラでも利用できますが、a6500のように一定時間でピント拡大が解除される機能はx-t3にはありません。
ピント拡大を解除するにはリヤコマンドダイヤルを押すか、シャッターを半押しする必要があります。
遠景撮影で、被写界深度があまり気にならないときは良いですが、近接撮影でカメラを動かしたくないときに、あれこれボタンを押して通常表示に戻すのは少し気を使うので、通常表示に戻る時間が設定できると良かったかなと思います。
ボディに手ぶれ補正がない
手ぶれ補正が無くて一番困るのは、ピント拡大しているときにプルプル震えてピントが合わせにくいという点ですね。
厳密にピントを合わせているときにプルプル画面が震えると、合わせにくいことがあります。
逆に、普段の撮影でピント拡大が必要ないときは、手ぶれ補正が無くてもあまり気にならないと思います。
セオリー通り、1/焦点距離秒(ex.50mm相当のレンズなら1/60秒)で撮影していれば、ほぼ手ぶれはしないかと思います。
むしろ、手ぶれ補正があるからといって、手持ちでシャッタースピード0.5秒なんて現実的ではないです。
手ぶれ補正がついているa6500でも、そのシャッタースピードで撮るとほぼブレます。
手ぶれ補正が無いからといってこのカメラを買うことをためらっている方がいれば、その点はあまり気にする必要はないと思います。そこそこ雑にシャッターを切っても、ある程度のシャッタースピードが稼げていればそこまでブレまくることは無いです^^;
フォーカスレバー(ジョイスティック)は、AEロックすると動かせない
下の記事でも書きましたが、AEロックするとフォーカスエリアの移動が一切禁止されます。
これが一番僕にとっては痛かったです。
フォーカスレバーでもタッチパネルでも、一切移動ができなくなります。
AEロックする場合は、先に構図を決めて、次にフォーカスエリアを自分がピントを合わせたい位置に持ってきてから、AEロックする必要があります。
先にAEロックして露出を決めてしまいたい、僕のような人間にとっては惜しいポイントです。
RAW現像でデータが扱いにくい
AEロックを全く使わないと、同じ場面を撮っていても露出が微妙にバラけます。
RAW現像をするときには、同じ場面の写真には同じパラメーターを割り当てたいので、露出が微妙に違うと都度パラメーターを調整しなくてはならないので扱いにくいです。
※僕が几帳面すぎるというのもありますが、、、
撮影直後に表示されるプレビューに、撮影データが表示されない
写真を1枚撮ると液晶画面に撮った写真が表示されると思いますが、その写真に撮影データ(絞り・シャッタースピード・感度)が表示されません。
撮影データと一緒に写真を見たい場合は、わざわざ再生ボタンを押して撮った写真を見に行く必要があります。
シャッター半押しで、iso感度が表示されない
a6500の場合は、シャッターを半押しにすると、シャッター半押しAEロックを設定しているか否かに関わらず、絞り・シャッタースピード・iso感度が表示されていました。
しかしx-t3は、シャッター半押しAEロックを設定しないと、シャッター半押し時にiso感度が表示されないです。
つまり、マニュアル露出にしているとき以外は、撮ってみないと感度が分からないということです。
まとめ
色々書きましたが、一番痛かったのはAEロック後にフォーカスエリアを移動できないという点です。
次回アップデートで修正されることを期待します。