Z fcは独立ダイヤルなのは良いが、、、
2021年7月に発売されてめちゃくちゃ売れているという噂の「ニコン Z fc」ですが、僕も発売した当初はそのクラシカルな見た目からあわよくば買ってしまいそうな勢いでした。
見た目もそうですが、機能的にも「絞り、シャッタスピード、感度」のダイヤルがそれぞれ独立してついているという点が魅力的で、今使っている富士フイルムのXT3を選んだ理由も、それぞれのダイヤルが独立していて使いやすいからというのが9割くらいです。
独立したダイヤルに、ニコンという渋さが加わってかなり魅力的に感じていましたが、いざ売り場で触ってみると、予想外にちゃっちい、、、
ボディ単体でアマゾンでの販売価格が13万円くらいなので、削るところは削らないとこの価格では売れないのだろうなとは思いますが、やはり値段相応に筐体がちゃっちいと言いますか、重厚感が無いと言いますか。
XT3のようなしっかり感が無く、軽くてスカスカしたような持ち心地で、いかにもプラスチックでーすって感じでした。
良く言えば取り回しが良い、本音を言えば安っぽい。
そんな印象を売り場では受けました。
というところでzfcへの購買意欲はこの時点で一気に冷めてしまいました。
バリアングル液晶もいただけない
他にも、この記事を書くに当たりニコンのサイトを見ていたのですが、このカメラのモニター「バリアングル」なんですよね。ここも受け入れ難いポイントでした。
最近は動画を撮るのが当たり前になっていきているので、チルト液晶よりはバリアングル液晶の方が世の中的には望まれているだろうということなのだと思いますが、バリアングルって液晶を傾けるときにはいちいちボディから引っ張り出してくるっと回す必要があるので、結構わずらわしいですよ。
ボディから取り出しっぱなしで街をブラブラするのも嫌ですし、毎回取り出すのも面倒ですし、そこまでバリアングルって使いやすくはないと思うんですよね。
ちょっと分かりにくですが、XT3は背面液晶が下側からも左側からも斜めに傾けることができる仕様です。なのでカメラを縦にして低い位置から撮るときも、液晶を見やすい角度に傾けることができます。
なんだかんだ富士フイルムXT3が最高
ニコンに浮気してしまいそうなところでしたが、結局のところ富士フイルムXT3が見た目的にも機能的にも持った感じ的にも凄くバランスが良いカメラだなのだと再認識できました。
zfcの独立ダイヤルがかっこいいと思っている方がいらっしゃいましたら、富士フイルムのXT3やXT4も検討されてみてはいかがでしょうか。
個人的にはチルト液晶のXT3がおすすめです。
バリアングル液晶で手ブレ補正付きが良い人はXT4が良いと思います。