はじめに
以前にもカスタムボタン設定についてはご紹介していましたが、最近また使い勝手の良さを求めて変更しましたので、お伝えしようと思います。
僕の撮影スタイルは、出かけた先でのスナップと、たまに屋内でのストロボを使った人物や動物の撮影です。似たようなスタイルの方はもちろんですが、あまり凝った設定はしていないので初めて富士フイルムのXシリーズを手にされた方にもおすすめしたい設定となっています。
また、フラッグシップ機であるXT4など以外にも、ボタンの数は少ないですがXE4やXT30などでも真似できる部分はあると思いますので、参考にしていただければと思います。
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カスタムボタン・ファンクション設定ご紹介
「フォーカスチェック」と「AF LOCK」
「フォーカスチェック」と「AF LOCK」の組み合わせがおすすめです。
カメラ本体表面の撮影モードをマニュアルにした状態でAF LOCKボタンを押すとオートフォーカスが作動します。ここにフォーカスチェックを組み合わせると、ピントを合わせたいところを拡大表示しつつオートフォーカスで合わせられるので、ピントを外すことが少なくなります。
マニュアル時モニター露出 / WB反映機能
「マニュアル時モニター露出 / WB反映機能」を十字キーの上に持ってきたところが、まず1つ目の変更点です。以前はカメラ本体上面のFnボタンに設定していました。ストロボ撮影をするときに環境光の影響を減らすべく、感度を低めに、絞りはF5.6くらいまで絞って暗くするのですが、この機能を使うと画面表示については明るく見やすい状態にしてくれます。
環境光の取り込み具合とストロボのバランスを取るときは実際の露出を画面に反映させ、それらがしっかり決まれば見やすいように画面表示だけを明るく切り替えるという使い方です。
WB反映機能もあるので、画面表示は見やすいように明るく、でもホワイトバランスはマニュアルで設定した数値を反映させることもできます。
シャッター方式
電子シャッターにするとサイレント撮影ができるので、すぐに設定したいときのためにここに入れています。
電子水準器
画面表示設定で簡易な水準器を表示させることもできますが、僕はそれは使っておらず、どうしても電子水準器が必要になったときだけ表示させるようにしています。
水準器は水平垂直や変な傾きを無くすために使う機能ですが、水準器で見て正しいかよりも、自分の目で見てまっすぐに見えるかの方が僕は重要だと思っています。水準器で全て合わせようとすると、写真として違和感が出たりすることが多々あるので、目で見て気持ちが良いかどうかで判断するのが良いと思います。
ただそれでも機械の力に頼って水平垂直を取りたいときはあるので、そのときだけ臨時で表示できるように表面のボタンに設定しています。
ここに設定することで、構図がほぼ決まりカメラをあまり動かしたくない状況でも指が届きやすくサッと使えるのでかなり便利だと思います。
その他、このボタンに設定するのはヒストグラムなどでも良いかもしれません。
理由としては、指が届きやすくアクセスしやすいため、頻繁に表示したり消したりしてチェックするような機能を割り当てるのが良いと思うからです。
他にも親指AFの代わりにこのボタンにAF機能を割り当てると、親指ではカメラ本体をしっかり固定することができ安定して撮影できるといった使い方もありだと思います。
逆に、フィルムシュミレーションのような事前に設定しておくべき機能をこのボタンに割り当てるのはもったいないと思います。
感度AUTO設定
ダイヤルの間にありやや押しにくいボタンです。
頻繁に使うボタンではないというのが僕の認識ですので、撮影前に決め込んでおくような設定かつ、たまーに変更したくなったときにアクセスしやすいと嬉しい機能を割り当てました。
スナップだとほぼ1/160秒で事足りるとは思いますが、人物をしっかり止めたいといった場面では1/250秒に切り替えるのも良いと思います。
タッチパネルは使っていません
タッチパネルを上下左右にフリックすると設定した機能を呼び出すことができるのですが、僕は使う脳を早々に止めました。
理由としては、画面タッチでフォーカスポイントを移動させるときにややもっさりするのと、そもそもフリックでスムーズに設定した機能を呼び出すことができないからです。
スマホのように指に吸い付くように機能が出てきてくれるとありがたいのですが、そういう感じでもなく使い勝手の悪さを感じたので使うのを止めました。
あと、利き手の右手をカメラのグリップからその都度離して画面をフリックするのも、地味にわずらわしく感じました。