カメラの話

X-T3のおすすめファンクションボタン・カスタムボタン

カメラの話

X-T3はカスタムボタンの設定の幅がかなり広いです。

ファンクションボタンやQメニューなど、どこに何を登録すればよいのか悩む方もいらっしゃると思いますので、凝った設定ではありませんが僕の設定を公開しますので、参考になれば幸いです。

ちなみに、a6500の設定も説明していますのでよければご覧ください。

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ファンクション設定一覧

現在ファンクション機能に登録しているものの一覧です。

Fn1 – Fnボタン・・・マニュアル時モニター露出/WB反映

Fn2 – フロントボタン・・・AF-ON

Fn3 – セレクターボタン上(上下左右ボタン)・・・AFモード

Fn4 – セレクターボタン左(上下左右ボタン)・・・フィルムシュミレーション

Fn5 – セレクターボタン右(上下左右ボタン)・・・シャッター方式

Fn6 – セレクターボタン下(上下左右ボタン)・・・ホワイトバランス

T-Fn1 – タッチパネル上・・・ヒストグラム

T-Fn2 – タッチパネル左・・・マニュアル時モニター露出/WB反映

T-Fn3 – タッチパネル右・・・感度AUTO設定

T-Fn4 – タッチパネル下・・・電子水準器

AE-L・・・AEロック

AF-L・・・AFロック

R-DIAL – リアダイヤル押し・・・フォーカスチェック

個人的に登録をおすすめしたい機能は、
◎Fn1に登録している「マニュアル時モニター露出/WB反映」
◎セレクターボタン右の「シャッター方式」
◎セレクターボタン下の「ホワイトバランス」
あたりです。

特にストロボを使う場合には「マニュアル時モニター露出/WB反映」と「ホワイトバランス」は、すぐにアクセスできるようにファンクションボタンに設定しておいた方が良いと思います。

マニュアル時モニター露出/WB反映

「マニュアル時モニター露出/WB反映」の機能としては、絞り・シャッタースピード・感度をAではなく、マニュアルで決めたときにだけ使える機能で、自分が決めた露出をEVFや背面液晶に反映させるかどうかを切り替えることができます。

ストロボを使って撮影するときは、外部の光の影響を受けずストロボの光だけを使って撮影したいので、かなりアンダーに露出を設定します。

そうするとEVFや背面液晶で被写体が確認できなくなるので、そのときに使うのがこの「マニュアル時モニター露出/WB反映」です。

露出の設定が完了した後にこのボタンを押すことで、EVFと背面液晶に現在の露出設定が反映されなくなり、適切な明るさで被写体が見れるようになります。

実際の見え方

下の写真は室内で撮影したものです。

蛍光灯の光などの影響を受けたくないので、かなりアンダーに露出を設定しています。

アンダーに設定すると、背面液晶では下の暗い写真のように見えていますので、このままだと被写体が見えにくく、ピント合わせなども難しいことが分かっていただけると思います。

F2.8 – 1/250s – iso200

実際にストロボを天井バウンスで光らせて撮ると、下のように撮れました。

上の暗い状態に設定しても、「マニュアル時モニター露出/WB反映」を使うことで、ほぼ下の写真と似たようなイメージが背面液晶で見られるようになるので、ストロボを使ったマニュアル撮影がかなり楽になります。

F2.8 – 1/250s – iso200

ホワイトバランス

そこまで頻繁に使うものでもないので、Qメニューに登録しておいてもよいのですが、Qメニューだとケルビン指定に切り替えるか、晴天モードにするか、曇モードにするかといった選択しかできず、ケルビンを実際に何ケルビンにするのかといったところまで設定できないので、ファンクションボタン一つをホワイトバランス設定に割り当てました。

ファンクションボタンからホワイトバランスを起動すると、何モードにするかということに加えて、何ケルビンにするかという設定も可能です。

セルフタイマーや顔検出・瞳AFを割り当てても良いかも

自分は「セルフタイマー」や「顔検出・瞳AF」はQメニューの中に登録しているのですが、撮影のスタイルによっては一発でアクセスできるようにファンクションボタンに登録しておくのもありだと思います。

夜景などで長時間露光を頻繁にされる方は、シャッターを押したときのブレを防ぐためにセルフタイマーを使われることが多いと思いますし、「顔検出・瞳AF」は人物撮影をされる方がよく使われると思います。

特に「セルフタイマー」は、カメラの電源を切るとなぜか毎回オフにされてしまいますので、カスタムボタンに割り当てても良いと思います。

電源を入れ直したときにセルフタイマーがオフになっていた方が便利だろうということだと思いますが、ちょっとずつ場所を移動しながら長時間露光をしているときに、電源をずっとつけっぱなしにはしていないので、電源を入れ直すたびに毎回セルフタイマーを起動し直すのは結構わずらわしいです。

なので、Qメニューの起動をワンクッション挟むより、カスタムボタンから一発で起動できるようにしておいた方が、人によっては便利かもしれません。

ちなみに、「顔検出・瞳AF」は電源を入れ直しても以前の設定が反映されたままです。
このあたりは、富士フイルムが何を基準に自動でオフにする機能を決めているのかわかりません。

コマンドダイヤル設定について

X-T3のコマンドダイヤルはフロントとリヤに一つずつあり、フロントには3種類、リヤには1種類の機能を割り当てることができます。

割り当てる機能は、シャッタースピード / 絞り / 露出補正 / ISO感度 から選ぶことが出来ます。

ちなみに僕は下記の通りに設定しています。

フロントコマンドダイヤル1・・・シャッタースピード

フロントコマンドダイヤル2・・・露出補正

フロントコマンドダイヤル3・・・なし

リアコマンドダイヤル・・・絞り

シャッタースピード

まずシャッタースピードは、X-T3の場合カメラ上部についているダイヤルからは1段ずつの調整しかできないので、0.3段ずつ細かく調整したいときはコマンドダイヤルから変更する必要があります。

ただ、上部のダイヤルでシャッタースピードをマニュアルで設定すると+0.7 +0.3、-0.3 -0.7段の範囲でしか調整できません。(例えば1/125秒に設定すると、1/200・1/160・1/100・1/80秒といった感じで、設定したシャッタースピードを軸に上に2メモリ、下に2メモリ分しか調整はできません)

完全にコマンドダイヤルからシャッタースピードを変更するには、上部のダイヤルを「T」にする必要があります。

長時間露光で1/20秒などと設定したいときは、Tに合わせた上で、コマンドダイヤルから細かな秒数を決めます。

露出補正と絞り

露出補正も、カメラ丈夫に露出補正ダイヤルが付いているのですが、やや硬く回しづらいのでコマンドダイヤルで変更するようにしています。

また、カメラ上部のダイヤルからは+-3段分までしか補正できませんが、コマンドダイヤルからは+-5段まで補正できますので、使うかどうかは別として、ここもコマンドダイヤルで露出補正をするメリットです。

絞りは、レンズの絞りリングをAにするとコマンドダイヤルから絞りを変更できるように設定することができますが、とりあえず設定絞りを割り当てているだけで、ほぼ使っていません。

ISO感度

ISO感度もコマンドダイヤルに割り当てると、わざわざISO感度ダイヤルに手を伸ばさなくても、カメラを持ったままISO感度が操作できるようにはなると思いますが、せっかくISO感度の独立したダイヤルがあり、しかも0.3段ずつ調整できるので、今の所ISO感度をコマンドダイヤルに割り当てなくてもよいかなと思っています。

クイックメニューに何を登録しているか

1段目左から・・・カスタム選択 / MFアシスト / AF-Cカスタム選択 / ホワイトバランス

MFアシストはわざわざメニューを開いて設定するよりも、Qメニューからピーキングやスタンダードモードといったマニュアルフォーカスアシストを切り替えられた方が便利なので設定しています。

AF-Cカスタム選択は、他に設定したいものがなかったので入れている程度です。

ホワイトバランスは上で説明したように、Qメニューからだとケルビンの数値までは設定できないので、晴天モードや曇モードなどに切り替える程度のものです。

4段目左から・・・セルフタイマー / 顔検出・瞳AF設定 / AFモード / EVF・LCD明るさ

セルフタイマーや顔検出・瞳AFはデフォルトで設定されていましたが、それなりに使うことが多いのでこのままにしています。

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