ピント合わせのときに、あそこにあるあれにピンポイントでピントを合わせたいんだけどと悩むことはないでしょうか。
ピント合わせの対象の周辺に様々なものがあるときに、カメラのAFは明るいものやコントラストの高いものへ引っ張られがちで、うまくピントが合わせられないことがあると思いますが、富士フイルムのカメラのある機能を使えば思い通りにピントが合わせられるようになります。
今回はその機能のご紹介です。
MF時に使える「ワンプッシュAF」がかなり便利。
富士フイルムのカメラには「ワンプッシュAF」なる機能があります。
どういう機能かと言うと、マニュアルフォーカス時にカメラの背面右肩にあるAF-Lボタンを押せばオートフォーカスが作動するというものです。
AF-SとAF-Cから選べます。
俗に言う「親指AF」が元から備わっている状態です。
何が便利かという話ですが、まずマニュアルフォーカス時に普通にAFが使えるのが便利すぎません?(他のメーカーの機種でも普通にある機能なんですかね?^^;少なくともソニーのa6500はここまで便利ではなかった気がします。)
普段はAF-Lボタンでオートフォーカスを使ってピント合わせをしながら、ちょっと合いにくいなと思ったときには、わざわざマニュアルフォーカスに切り替える必要がなく、ピントリングを回せばマニュアルで合わせられるというところが、僕はめちゃくちゃ便利だなと感じています。
細かな切り替えは結構ストレスに感じるものなので、かなり良い機能だと思っています。
しかも、マニュアルフォーカス状態であるので、同じ場面で構図を微妙に変えて撮りたいと思ったときも、都度オートフォーカスを作動させる必要はありません。
最初に親指AF(ワンプッシュAF)でピントを合わせた後は、シャッターボタンを半押ししてもマニュアルフォーカス状態なのでAFが作動せず、そのままシャッターを切ることができます。
風景撮影なんかで場面がコロコロ変わらないときには、結構便利だと思います。
あと、AF-Lボタンの横のダイヤルを押し込むことで、拡大表示に切り替える事ができます。これがまた便利で、前書きにも書いたように、狙ったところへピンポイントでピントを合わせたいときに、拡大表示→ワンプッシュAFでスムーズに合わせられます。
例えば下のような場面でも、今は手前にピントが合っていますが、真ん中にあるレンズにピントを合わせようと思っても、手前に引っかかったりしてイライラすることがあると思います。
そういったときでも、拡大表示で真ん中のレンズをアップにすることでピント合わせがスムーズかつ正確になります。
また、拡大せずに通常のAFだけでピントを合わせて、家に帰って見てみたら実は合ってなかったといったこともよくあるのではないでしょうか。
こういった問題への解決策としても、拡大表示→ワンプッシュAFは確実にピントが合いますのでかなりおすすめです。
下に一応富士フイルムの機能解説ページへのリンクも貼っておきます。
一応XT30やXE3でも使えるみたいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
どうでしょうか?ワンプッシュAFの魅力、伝わりましたでしょうか?