レンズの話

シグマが富士フイルムXマウントレンズ発売を決定! / 気になる値段や発売日も

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シグマが富士フイルムXマウントレンズ発売を決定

2022年2月21日にツイッターにて案内がありましたが、シグマ富士フイルムXマウント用レンズを追加・拡充していくとのことです。

シグマは高品質なレンズを低価格で提供してくれるサードパーティーブランドとしてカメラファンの間では有名で、知らない方はほぼいないんじゃないかと思います。

僕もソニーのミラーレスをメインで使っていたときからお世話になっていたレンズメーカーなので、この度Xマウントが追加されるとのことはとても楽しみです。

ラインナップや発売日、価格等について

ラインナップ

公式サイトにて発表されている最初の3本は下記の通りです。

●16mm F1.4 DC DN | Contemporary
●30mm F1.4 DC DN | Contemporary
●56mm F1.4 DC DN | Contemporary

こちらはソニーEマウント用にも既に全く同じ焦点距離・F値のものが発売されています。
僕は既に30mmと56mmを所有していますので、後ほど作例を見ていただこうと思います。

発売日

発売日は3本とも

2022年4月8日(金)

とのことです。

価格

価格は

●16mm → 62,700円(税込)
●30mm → 52,800円(税込)
●56mm → 62,700円(税込)

です。

あくまで希望小売価格なので少し待てば買いやすい価格に下がる可能性はありますが、正直この価格だけを見ると高いなと思いました。

ソニーEマウントで使ってみての感想

めちゃくちゃシャープに写るなと思いました。
100%等倍に拡大してみるとソニー純正の無印撒き餌レンズとは全然違いました。

また、作りも値段の割にかなりしっかりしていて重厚感があります。
プラスチック丸出しみたいな感じでもなく、金属パーツも使われており重みがあって所有欲も満たされます。

ピントリングもかなりスムーズかつ回りすぎることもなく程よい重みがあります。
本当に値段の割にかなり作りの良いレンズだと思いました。

もちろんAF速度も全く気にならないレベルに速いです。

富士フイルム純正レンズと比較 / どちらを買うべきか

新しいレンズが出たときの悩ましい点としては、純正レンズと比べてどちらを買うべきかということだと思います。

純正レンズからほぼ同じような焦点距離のレンズを抽出してみました。

抽出したレンズは

XF35mmF2
・・・・・Amazonで42000円くらい
XF35mmf1.4
・・・・・Amazonで60000円くらい
XF50mmF2
・・・・・Amazonで47000円くらい
XF56mmf1.2
・・・・・Amazonで100000円くらい

の4本です。
※16mmはかなり極端な広角なので一旦保留です。

写りの良さについて

何を比較するかということで、まず写りの良さについては今回挙げた純正レンズはかなり評判が良く、実際に僕も35mmF2を使っていてかなり満足しているので純正レンズでも全然問題ないということは言えると思います。

F値について

F値を順番に見てみると、明るい方に向かってF2→F1.8→F1.6→F1.4→F1.2ということで、F2からF1.4まではEV1段分あります。1段というと取り込める光の量が倍になるということです。

光の量が倍になるということはシャッタースピードが1段分稼げるということで、例えば1/60秒に設定していたものを1/125秒まで早くできるということです。

ISO感度についても同じく、例えばISO3200だったものが1600まで下げられるということです。

こう考えると明るければ明るい方が良いじゃないかという風に見えるのですが、日中の撮影がメインであれば正直F1.4はほぼ必要ないです。明るすぎてシャッタースピードが足りなくなるので、自ずとF値を上げる(絞りを絞る)ことになります。

逆に星空を撮ったりするときはF2とかF2.8くらいになるとISOを3200くらいまで上げて、なおかつシャッタースピードもそれなりに長く設定しないといけなくなるので、F値が小さければ小さいほど有利です。

被写界深度にも注意

また、F値に関してはF値が小さくなればなるほど「被写界深度」が浅くなります。

被写界深度とはピントが合う面の厚み・奥行きのことでで、浅くなればピントが合う範囲も狭くなるので、例えば人間を撮ったときに目には合っているけど鼻や耳の後ろくらいになるともうボケてしまっているということになります。

例えばこの人形で言うと、目にはピントが合っていますが、F1.4で撮っているので被写界深度がかなり浅いため右肩あたりはかなりボケてしまっています。

ボケも、最初は楽しいのですが、F2くらいでも結構ボケますし、あまりボケボケな写真を撮ってもどういった状況で撮っているのかが伝わりにくくなったりするので、僕は程よくボカす程度で良いかなと思います。

AF速度について

純正レンズのF2の2本については問題ない速さだと思います。

ただ35mmF1.4と56mmF1.2については発売時期が結構前で、AFもそこまでバシバシ決まるわけではないというレビューをよく見かけますので、AF速度重視なのであればこの純正2本は選ばず、最新のシグマのレンズを買ったほうが良いかもしれません。

純正35mm

純正50mm・56mm

ソニーEマウント用の30mmと56mmの作例

最後に30mmF1.4と56mmF1.4で撮った写真を何枚か上げようと思います。
シグマの写りの参考にしていただければと思います。

カメラはa6500で撮りました。

どの作例も色補正などはしていません。
カメラプロファイルもAUTOのままです。
暗い写真や明るすぎする写真は少し露出を調整しました。

シグマ30mmF1.4 DC DN

上の写真の100%等倍表示です。
上の写真の100%等倍表示です。

シグマ56mmF1.4 DC DN

逆光耐性も結構ある方かなと思います。
逆光でも被写体のコントラストや色味が損なわれることはなく、しっかり写ります。

上の写真の100%等倍表示です。
上の写真の100%等倍表示です。

太陽の光が直接レンズに入ってくるような場面でも、フレアやゴーストが出ることは少なかったと思います。

上の写真の100%等倍表示です。
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