ライトルームに「テクスチャ」が追加されました。
ライトルームのアップデートで「テクスチャ」というパラメーターが追加されたようです。
同じRAW現像ソフトで、フェーズワンという会社から出ているキャプチャーワンというソフトにも似たような機能をもつ「クラリティ」というパラメーターがあります。
両パラメーターがどう違うのかを比較してみましたので、今回はそのご紹介です。
ライトルームの「テクスチャ」
キャプチャーワンの「クラリティ」
キャプチャーワンの「クラリティ」は、4つの項目から選ぶことができますが、今回は「ナチュラル」を使っています。
ご理解いただきたい点
比較に入る前にご理解いただきたいところがあります。
まず、ライトルームとキャプチャーワンで、写真を読み込んだだけの全く補正していない状態がだいぶ異なります。ライトルームの方が最初から明るく、鮮やかです。
下の写真を見てもらうと分かると思いますが、ライトルームの方はすでに少し補正したかのようです。
プロファイルとしては「Adobeカラー」を適用しています。
他にもいくつかプロファイルを適用してみましたが、傾向はどれも同じような感じでした。
写真の印象に影響するかもしれませんが、この点はご理解いただきたいと思います。
それでは比較に進みたいと思います。
0・50・100ずつ適用しました
ライトルームの「テクスチャ」とキャプチャーワンの「クラリティ」を、各写真に0、50、100ずつ適用し、どのように変わるか比較しました。
比較:猫
流石にこの猫は違和感ありますね。
比較:岩
こちらの岩も、岩の質感を違和感なく残しつつ、やや強調した感じになっています。
比較:葉っぱ、草
葉っぱに対してはクラリティ100でもそこまで違和感が無いですね。
うまく使えば、ライトルームのテクスチャよりも効果的に効かせることができそうです。
比較:紫陽花、花
キャプチャーワンのクラリティの方は、コントラストも強くなっています。
シャドウ部分にも効いてくるようで、上の紫陽花のようにシャドウ部分がやや重くなります。
まとめ
ライトルームの「テクスチャ」の方が、自然に仕上がります。
対してキャプチャーワンの「クラリティ」の方は極端な仕上がりになることが多いです。
また、「クラリティ」の方はコントラストも強くなり、シャドウ部分が強調されるようです。
クラリティはライトルームでいうと、どちらかというと「明瞭度」の方に近いのかもしれません。
また、キャプチャーワンにはクラリティの他に「ストラクチャ」というパラメーターもあり、こちらも「テクスチャ」と似たような機能かと思います。
ライトルームのテクスチャと明瞭度、キャプチャーワンのクラリティとストラクチャがそれぞれどのような効果があるかも、また整理しておこうと思います。