周辺機器の話

「UNPLUGGED STUDIO 33インチ ボックスアンブレラ(傘トレタイプ) UN-037」を購入してみた

周辺機器の話

この度、表題の「UNPLUGGED STUDIO 33インチ ボックスアンブレラ(傘トレタイプ) UN-037」を購入しましたので、所感を述べていきたいと思います。

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購入理由

ソフトボックス代わりにしたかった

アンブレラやトランスルーセントタイプのアンブレラを使うことは多かったのですが、ソフトボックスも使ってみたいなと思っていました。ですが、ソフトボックスは高価なものが割りと多く、組み立ても持ち運びも大変そうなイメージがあったので、サッと組み立てられて携帯性も良いものをということで、傘トレタイプのアンブレラを購入しました。

最終的に面光源を作るという意味では傘トレもソフトボックスも仕組み上は同じですので、コンパクトで取り回しの良い傘トレタイプのアンブレラを購入しました。

組み立てやすくコンパクトなものが欲しかった

繰り返しになりますが、ソフトボックスは組み立てに比較的手間がかかるものが多い印象で、物によっては骨組みを一本ずつ広げていかないといけないものもあったりと、準備に時間がかかりそうなのが引っかかりました。

また、構造的にも大きく重たくなりそうでしたので、今回はパスしました。

使ってみた感想

露出設定について

GodoxのTT600というガイドナンバー60くらいのストロボを使って撮ってみたときの露出設定は
・ストロボ・・・1/4 / 被写体との距離1mくらい
・カメラ・・・ISO200 / 絞り~F8
でちょうど良いくらいの光量で撮れました。

色かぶり等は無い

あったら逆に困るのですが、色かぶり等は無く普通に使えました。
きれいな面光源が作れていると思います。

GodoxのTT600で色温度設定は5000k~5300kくらいでちょうど良いかと思います。

ストロボを差し込むところはこんな感じです。

内側は銀色です。

影は出やすい

直径は33インチ=83.82cmと、そこまで大きな面光源が作れるわけではないので被写体との距離を離すと硬めの影が出やすいとは思います。 ※1インチは2.54cm
影が気になる方は被写体との距離を近めにして、シャドウ側まで光が回るようにすると柔らかめの影を作りやすいと思います。

下の写真は、被写体の右斜上から大体45度くらいの角度にディフューズ面を設置して撮りました。

コンパクトで持ち運びしやすそう

「UNPLUGGED STUDIO 36インチ 折りたたみ式トランスルーセントアンブレラ」と比べてみる

トランスルーセントの方は直径が3インチ大きのですが、柄の部分を縮められる仕組みになっているので、折り畳んだときは傘トレタイプのものよりも20cmくらい短くなります。

逆に、傘トレタイプの方は柄の部分が70cmくらいあり折り畳みもできませんが、そこまで大きすぎる訳ではなく、重さも約300gとかなり軽いので、持ち運びは苦ではないかなと思います。

また、かなりコンパクトになるので収納もしやすいと思います。

トランスルーセントタイプのアンブレラ(上)と比べるとこんな感じです。

ディフューザーを万遍なく使えている

ディフューザー面を万遍なく使えており、ソフトボックスのような面光源が作れていると思います。

ストロボに拡散板やドーム型ディフューザーをつけてアンブレラのバウンス面全体を使うように光を拡散させると、もっと均等に明るい面光源が作れるのではと思います。
※下↓のようなやつです。

アンブレラはバウンス面全体を使い切れていない

逆に、ディフューザーが付いていないアンブレラは、バウンス面全体を使えているようで実は使えていないです。ストロボを光らせてアンブレラのどの範囲に光が当たっているかを確認すると分かりやすいのですが、当然ストロボの発光部分周辺を中心に光が当たっており、発光部分から遠い下の方には光が届いていないことが多いと思います。

ストロボをバウンス面から遠ざければ全体に光が行き渡ると言えばそうなのですが、そうするとバウンス面の外にも光が漏れて、意図しないところに(壁や天井など)光が当たってしまいます。

そこまで気にしすぎることは無いかもしれないですが、壁や天井が近い・遠いといった違いでライティングが変わらないようにした方が運用しやすいと思いますので、注意が必要です。

縫製がやや甘い

骨組みの先端付近の縫製がやや甘いかなと思いました。
ほつれかけている箇所もいくつかあり、この点は値段相応なのかなと思いました。

被写体によっては少し小さく感じるかもしれない

上にも同じようなことを書きましたが、直径が33インチ=83cmくらいなので、人物全体を照らしたいといったニーズには応えにくい商品かなと思います。
バストアップくらいなら大丈夫かなとは思いますが。

どちらかというと、単品の物撮りや小規模な料理などのイメージ撮影には使いやすいサイズの面光源かと思います。

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