そこにある物を活用した絵作り
絵作りのアドバイスとして、よく背景を気にしましょう、余計なものは入れないようにしましょう、手前の金網は絞りを開いて消しましょうといったことを聞きますが、あえてそれらを活かした絵作りも必要ではないかと思います。
もし仮に、どこにいっても花と青空の写真を撮ったら、そこに行って撮る意味がないのではと思います。
そこにある物や人、光を活かして撮るからこそ、そのときならではの写真になるのではと思います。
例えば動物園なら金網やガラスに映り込む人達を逆に活かす、街中で花を撮るなら石壁やフェンスなどを活かした絵作りする事で、そのときならではの写真になると思いますし、そのときにあるものを活かせる対応力も身につくのではと考えています。
スナップには写真の全てが詰まっている
スナップ写真の醍醐味はまさにそこで、いつ何を撮っても良い感じに撮れてしまう人はこの力がある方だと聞きました。また、スナップには写真の全てが詰まっているとのことで、写真力を鍛えるにはスナップがおすすめだそうです。
逆に言うと、スナップはその時その場所にしかないものを、いかにして画としてまとめるかを楽しむスタイルなのではと思います。お気に入りのスポットから季節の移り変わりを楽しむのも良いかもしれませんが、その時その場所に今しかないものを、いかにして自分なりの視点で画作りするかを楽しむのもまた良いものであると思います。