カメラを始めようと思って高級なカメラを買い、まずはじめに思うことは「せっかく高いカメラを買ったんだから、色々撮らなきゃ!」ということではないでしょうか。
特にサラリーマンの方だったら、高いカメラを買って、貴重な休日の時間を割き、撮影スポットに出かけているのだから、なにか収穫を得て帰らないともったいないという気持ちも分かります。
「撮らないといけない!」と思わなくていい
数年カメラをやってみて思いますが、「撮らないといけない」とそこまで深く思う必要はないと思います。
むしろ焦って被写体を探して、好きでもないものを撮っていると全然楽しくないし、「撮りたい!」という心の底から湧き出るものが無いままシャッターを切るのが虚しく感じます。
趣味で楽しくカメラをやろうと思っているのに、撮らされてしまっては本末転倒だと思います。
カメラを始めたときは、何かを撮りたいと強く思うから始めたわけであって、それが無理やり撮らされているのでは、人生を充実させる趣味として成立しないですよね。
1枚も撮らなくてもいい
なので、撮りたいものがなければ、その日は1枚も撮らなくてよいと僕は思います。
逆に、こういうスポット・こういう被写体は自分は興味を持てないんだということが分かり、自分は何が撮りたいのかが明確になりつつあると考えることが出来るのではないでしょうか。
せっかく高いカメラを買ったんだからと思ってしまう
正直カメラは安い買い物ではないです。
最近はどんどん価格が上がり、最新機種を買おうと思うなら20万円くらいは覚悟しておかなければなりません。
こんな大金を出して買ったカメラなのだから、撮らないと勿体ないという気持ちは分からなくもないですが、そこで既に目的が変わってしまっていますよね。
支払った分をペイするために撮っているのでしょうか。
もちろんそういう訳ではなくて、自分の人生を充実させるために撮っている訳なので、仮に1枚だけ撮った写真がめちゃくちゃお気に入りで、いつ見返しても良いなと思えるものであれば、それで十分ではないかと思います。
ピンとくるためには
では、自分が撮りたいものは何なのか、ピンとくるものは何なのかを知るためにはどうすればよいのでしょうか。
好きなジャンルを見つける
よくいろんなブロクやYouTubeで言われることは、「インスタやツイッターを見ましょう」「人の作品を見ましょう」「古典を勉強しましょう」ということだと思いますが、とりあえずは僕もこれで良いかなと思います。
いいねの数が多いからフォローするということではなく、自分が純粋にこういう作品が撮りたいなと思う人をフォローするで良いと思います。
そしてずっとその人の写真を見てたら、何となく自分はこういうところが好きだからこの人の写真を見てしまうのかなという発見があれば、それが自分の撮りたいものへと繋がっていくのではと思います。
見ようと思わなくて良い
ただここで、「まずは見る勉強から始めましょう!」とかいう結論で終わってしまうと、結局それかいという話になってしまうと思いますし、何をしたら見る勉強になっているのかもよくわからないですよね。
僕が思うには、見る勉強をしようと思わないことがコツではないかということです。
人間、「〇〇をしなければいけない」という義務感が発生すると、急にやる気を無くします。
「インスタを見て勉強しなければいけない」、「好きなジャンルを見つけなければいけない」なんて最悪だと思っています。
心が動けばそれでよいのでは
「暇だからインスタでも見るか〜」
この程度で良いと思います。
「この人の写真全然おもんないな〜」「これなんかカッコええな〜」
これで十分ではないでしょうか。
要は、何かを見て心が動けば、それは自分の中に基準ができつつあるということだと思います。