レンズの話

FE 90mm F2.8 Macroは風景撮影やスナップにも使える!

レンズの話

先日FE90mmf2.8Gという、ソニー純正のマクロレンズを買いましたので、ご紹介したいと思います。

このレンズはフルサイズ用のレンズですが、僕が使っているaps-cセンサーのa6500につけると、35mm版換算で135mmと中望遠になるということで、200mmや300mmまでは必要なくても、もう少し望遠気味のレンズがあればよいのにと思っていた僕のニーズを満たしてくれるかなと思い購入しました。

また、当然マクロレンズですので、花なんかを撮るときにも、普通のレンズのように寄れなくて大きく写せないといったことも無いので、風景にも近接撮影にも使えるこのレンズの汎用性の高さに期待して購入しました。

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スペック

焦点距離90mm
最短撮影距離0.28m
最大撮影倍率1.0倍
質量602g
長さ130.5mm

最短撮影距離

最短撮影距離が28cmと、被写体からやや離れて撮ることが出来ますので、等倍撮影するときにめちゃくちゃ寄らなければいけないということがなく、扱いやすいと思います。

質量

質量が602gで、スペックだけを見ると重そうと感じると思います。
僕も買う前は、重くて取り回しが悪いのではないかと思っていました。
ですが、下にも書いていますが、実際はそこまで重量感を感じることはなく(それなりに重みはありますが)、ウロウロしながらスナップすることも苦ではありませんでした。

焦点距離

焦点距離は90mmですが、僕はaps-cセンサー搭載のa6500に付けて使っていますので、35mm換算で135mmと、中望遠レンズとして使えます。
しかも、元々フルサイズ用のレンズですので、aps-cセンサーで使うと、レンズの中央のおいしい部分だけ使うことができ、歪みもほとんどなく撮ることができます。
なので、あえてaps-cセンサーで使ってみるというのもありだと思います。

遠景でも普通にピントが合う

マクロレンズですが遠景でも普通にピントが合うので、風景撮影などにもガンガン使えます。

ピントが合う距離を切り替えるスイッチがレンズに付いており、「∞〜0.5m」に合わせておくことで、0.5m以内にピントが合うことなく遠景にピントが素早く合うとのことですが、個人的な感覚としては「FULL」にしているときがなぜか一番速く感じます。

少しマイナス面も話すと、なんでもかんでもバシバシ合うわけではなく世界最速AFには到底及ばないと思いますが、それでも自分のペースで撮れるスナップや風景撮影なんかでは全然問題なく使えますので、イラつくこともほぼないと思います。

使う場面を選ぶ

僕はa6500に付けて使っているので、APS-Cサイズセンサーのため焦点距離が1.5倍され、135mm相当の画角で写ります。

と言うか、135mmとはどんなものかを知りたいがために買ったという側面もあります。

ちなみに、最新機種のa6600やa6400でもセンサーサイズは同じです。

当たり前ですが、焦点距離が長いのでスナップなんかで使う場合には、思っている以上に被写体がデカく映るので一瞬「ウッ。。。」っとなります。

今まで50mm相当までの画角を中心に使っている方なら、最初は結構使いづらさを感じると思います。

コツというほどおこがましいことを言うつもりはないのですが、「これを撮る」という明確な意図を持ってカメラを構えることが、このレンズを使いこなす第一歩かなと思います。

なにせ、切り取れて切り取れて仕方ないので、全体的な雰囲気を写すような撮影には向かないかと思います。

ただ下を向いて撮るだけでも、下の写真のように切り取ることが出来てしまいます。

そこまで重さは気にならない

質量は602gでa6500の453gと合わせると1kgを超えますが、思っていたほど重くはないなと思いました。

もちろん重量感はあり、単焦点レンズをつけているときと比べると雲泥の差ではありますが、重すぎて移動も苦になるというほどではなかったです。

a6500につけて、グリップを片手で持ってブラブラさせながら持ち運ぶなんてこともできますので、常に両手でがっちり抱えておかないといけないということもないです。

軽い単焦点レンズに慣れていても、特に男性なら難なく持ち運びできるかと思います。

バッグにしまうときに嵩張る

公開されている仕様では全長130.5mmですが、フードをつけると200mmくらいあります。

手持ちのバッグのHAKUBAプラスシェル シティ03 Lには、フードを付けたまま縦にしてもすんなり入り、高さにも余裕があるのですが、小さい方のスリムフィット02というバッグには、縦に入れるとはみ出してしまい、フタがしめづらくなってしまいました。

スリムフィット02の方に入れるのであれば、毎回フードを外して入れなければならず、煩わしさを感じました。

また、レンズがバッグ内のほとんどのスペースを専有してしまうので、小さめのバッグで移動したいのであれば、カメラは常に肩から掛けるなどして外に出しておくしかないと思います。

マニュアルフォーカスに手元のリングで即座に移行できるが。。。

このレンズの特徴として、フォーカスリングを手前にスライドさせると即座にMFに移行できるというものがあります。

フォーカスリングでMFに移行できるので、カメラ本体のカスタムボタンを一つ節約できるといったメリットもあるかと思います。

一方で、その挙動が少し予想外なもので、フォーカスリングの手前に距離が書かれたリングがあり、フォーカスリングをスライドさせると、このリングで合わせてある距離に一気にピントが合います。

なので、AFで合わそうとしてもピッタリ合わないから、フォーカスリングをスライドさせてMFに移行して合わせようとしても、距離の書かれたリングで全然違う距離を設定してしまっていると、とんでもないところにピントが持っていかれてしまうということです。

ピントを合わせたい距離が大体分かっているなら、フォーカスリングで一気にその距離までピント位置を持っていくと便利なのでしょうが、そうでない場合は使う場面を選ぶ機能だと思いました。

作例集

本レンズで撮ったものを下のブログカード内にまとめてあります。
よろしければ、こちらもご覧下さい。

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