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富士フイルム「X-M5」の気になる点まとめ

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スペック一覧と個人的見解

富士フイルム「X-M5」が発表されましたので、個人的に気になった点についてコメントしていきたいと思います。

気になったスペック一覧

・質量・・・355g(バッテリー・メモリーカード含む)
・画素・・・2610万画素
・液晶・・・バリアングル / 104万ドット
・価格・・・ボディのみ13万6400円 / レンズキット15万2900円
【あり】
・手ぶれ補正・・・あり(電子式手ぶれ補正)
・コマンドダイヤルはボディ前後に一つずつ
・フィルムシュミレーション切り替えダイヤル
・撮影モード切り替えダイヤル
【無し】
・十字セレクター無し
・AFモード切り替えスイッチ無し
・EVF無し

総評

質量355gというのはかなり魅力的です。自分が使っているXH2はバッテリーとメモリーカード含めて660gなので、比べると相当な差を感じます。
また画素数も最近の高画素ブームには乗っからずに2610万画素という必要十分なところに落としてきたのも、ファイルサイズをなるべく抑えたい身としては魅力的です。
なるべくコンパクトなイメージに仕上げたいというコンセプトが伝わってくる設計だと思います。

ただ、コンパクトであり中級者以下向けのカメラということからも、ダイヤルやスイッチ類がやや少ないのは、フラッグシップ機を使っている立場からすると恐らく結構使いづらいだろうなと思います。
富士フイルムはコンパクトな機種を作るときには、ダイヤルやスイッチ類をわざとに減らして少し不便にあえて作っているような気がします。わざとに不便にして上位機種の魅力を相対的に高めるというのは、意味はわかりますが、やるにしてももう少し納得のいく機能の削減をしてほしいとは思います。

XM5にしても先日発売されたXT50にしても、共通して気に入らないところがありまして、それはフィルムシュミレーション専用のダイヤルを設けたことです。
RAWで撮ってあとで色編集をする場合は、撮影時のフィルムシュミレーションは画面の確認時にしか意味をなさないものなので、そこそこ本格的に撮影をしていきたい人にとってはフィルムシュミレーション専用のダイヤルはただの飾りになってしまいます。
専用ダイヤルでいうと、XT5についている露出補正専用ダイヤルもですが、こちらも他の機能を割り当てられない時点でほぼただの飾りになってしまうので、今後の開発において富士フイルムには専用ダイヤルを設けず、すべてのダイヤルやスイッチ類にはユーザーが好きな機能を割り当てられるように設計してほしいと思います。

あと、十字セレクターが無いのも結構不便かなと思います。メニュー画面でカーソルを移動させるときに、フォーカスレバーを使わないといけないのが、人によっては使いづらいと思います。
また、十字セレクターが無いことで登録できるショートカットの数が大幅に減るので、ホワイトバランスやシャッターモードなどなど細かな機能をショートカットに割り振っておきたい方にとってはこちらも不便な仕様なのではと思います。

コンパクトさに加えて評価できる点としては、価格が13万円台という点でしょうか。
富士フイルム含むどのメーカーも最近は機能をてんこ盛りにして価格を大幅に上げるというのが普通になっている中で、10万円台前半に抑えてきたのはまだマシな方かなとは思います。
ただカメラを始めたい初心者が10万円以上もいきなりボディに突っ込めるかという懸念もありますが。

参考
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