写真を始めると、寺社仏閣を巡って写真を撮る機会も多くなると思います。
今回はソニーEマウントの標準画角レンズsel35f18のレビューを兼ねて、寺社仏閣の作例を紹介していこうと思います。
スペック・価格
まずは基本スペックと価格について触れておこうと思います。
魅力はなんと言っても軽さです。
実際に持っていても、本当にレンズが入っているのかと疑うくらいおもちゃみたいに軽いです。
焦点距離 | 35 |
35mm版換算 | 52.5 |
開放f値 | 1.8 |
最短撮影距離 | 0.3 |
最大撮影倍率 | 0.15 |
質量 | 154g |
2019年5月現在、Amazonでは下記の通り41,436円でした。
同じタイミングで50mmf1.8が26,000円くらいだったので、同じf1.8レンズと考えるとやや高いかもしれません。
見たままを切り取りやすい画角
35mm版換算約52mmと、被写体の前に立ったときに、目の前にあるものを目で見たまま切り取りやすい画角です。
寄れば切り取る事ができ、引けば広角気味写せます。
撮る方の腕次第で、様々な表現ができるレンズではと思います。
見たまま写るということで、初心者の方でも扱いやすい画角ではないかと思います。
解像感も良い
等倍に拡大したものをスクリーンショットで撮ってみました。
絞りはf4です。
バキバキとまではいかなくても、十分鮮明に写せているのではと思います。
そもそもここまでトリミングすることもほぼないと思いますので、十分な画質ではないかと思います。
寺社仏閣ではありませんが、町並みの写真も載せておこうと思います。
下の町並みの写真は、シャープネスなどはかけていませんが、十分鮮明に写ってくれていると思います。
絞りはf4です。
上が元画像、下が等倍表示です。
色乗りも良い
後工程で彩度を上げることもできるので難しい部分ではありますが、撮って出しの状態でも特に問題はないかと思います。むしろ、カメラ側のせいなのかかなり彩度は高めに写る印象です。
下の写真2枚は、現像ソフトでは全く彩度はいじっていません。レベル補正と少し露出を調整した程度です。
この日は曇りでコントラストが低めだったにも関わらずこの鮮やかさですので、晴れている日はもっとこってり色が乗ってくるかと思います。
ボケも滑らか
ボケ方についても、特に不自然な点は無いと思います。
パープルフリンジが出る
明るい空などを背景にすると、どうしてもパープルフリンジが出てしまいます。
下の写真の1枚目では右上に、2枚目は中央上に紫の色が出ているのが分かるかと思います。
RAW現像をされる場合は、ソフトの方でフリンジの軽減機能などを使われるかと思いますので、後処理で何とかできるかと思います。
ちなみに絞りは両方ともf4です。
玉ボケは周辺がレモン型に
良くも悪くも玉ボケはレモン型になります。
下の写真で言うと右上部分です。
写りも良好で画角も汎用性が高く、それでいて買いやすい価格ということで、特に初心者の方の最初の単焦点レンズにはおすすめのレンズです。