レンズの話

富士フイルムXF35mmF2が今更ながら優秀だと気づく

レンズの話

最近、自分の中での原点回帰のような感じで、初期の頃に買ったXF35mmF2を持ち出すようになり、改めてその優秀さに気づきました。

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作例紹介

作例紹介 その1

自分の目線で見たままを写せる画角なので、様々な場面に対応できます。

こういった場面を撮ってみて、ここまでぬるっと立体的に写るのかと、改めて感心しました。

こういった、スナップで目の前の風景をざっくり大まかに切り取りたい場面でも、広すぎず狭すぎず絶妙な画角が扱いやすく、また重量も170gと驚くほど軽くコンパクトなため、旅行にもぴったりです。

XH2で等倍表示

XH2で撮った写真(4000万画素)をRAW現像ソフトで100%表示した状態で、スクリーンショットを撮りました。

XH2の4000万画素のセンサーでは、楽しめるレンズが限られているといった情報もありますが、こちらのXF35mmF2という5万円ほどで買える高コスパレンズでも、全く問題なく写るということがわかるかと思います。

しかもこれらの写真はすべてF2開放で撮っているにもかかわらず、ピント面の甘さも許容範囲で、全体表示して見るのであればまったく問題ない範囲だと思います。

上の写真は、パープルフリンジが出ていますが、許容範囲ではないでしょうか。

所感

このレンズを使っていて思うことは、卒なくなんでもこなせて、クセのない扱いやすい写りをするなということです。

現代のレンズに写りの違いをとやかくいっても、どのレンズも作りは優秀でほとんど変わりないと思っていますが、あえて評価するのであれば、演出や脚色なく目の前の空気感をそのまま伝えてくるレンズなのかなと思います。

しっとりや奥ゆかしさといった印象は受けづらく、あっさりした無味乾燥なクセのない描写だなと思うことが多いです。

作例紹介 その2

最短撮影距離は35cm、最大撮影倍率は0.135倍と、そこまで極端に大きく写せるレンズではありませんが、テーブルフォトでもある程度切り取った演出ができることを考えると、絶妙な画角だなと思います。

写し方によっては、上の写真のような広角っぽいような表現も可能です。

ボディ内手ぶれ補正付きのカメラとセットで、撮影がはかどる

XF35mmF2は手ぶれ補正が内蔵されていないレンズですが、ボディ内手ぶれ補正付きのXH2と組み合わせて使えば手ブレの心配がまったくなくなります。

1/15秒くらいにシャッタスピードを落としても、気を付けてシャッターを切ればふつうにぶれずに撮れます。

ボディ内手ぶれ補正付きであれば、XT5やXH2sでも良いと思います。

とにかく、ボディ内手ぶれ補正付きのカメラでサクサク撮っていくのがめちゃくちゃ快適でおすすめです。

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