写真集やとり方のハウツー本を買うことはほぼ無かったのですが、面白そうな本が発売されたので購入してみました。
著者の方は、YouTubeで活躍されているカメラマンの方で、僕もよく動画を拝見しています。
その方が今回夜景撮影の本を出されたということで、その方の写真が好きな僕としては買わない訳にはいかないということで購入することに致しました。
作例多めで・解説少なめ
本の中身の解説に移ります。
全体的な印象としては、作例が多めで、1ページに1〜3枚ずつくらい作例が配置されているという感じです。
解説は少なめで、「意識したポイント」や「表現したかったこと」が片隅に数行書いてある程度です。
細かな撮影設定や現像の仕方などは明記されておらず、あくまでどう考えて撮ったかという点が述べられているだけです。
ある程度カメラのことや構図のことが分かっている方が、プロの方の解説で新しい気づきを得るような、そんな使い方がよいのではないでしょうか。
渋めの写真が多い・インスタ映え向きではない
RAW現像の仕方や色の表現の仕方などについても、解説部分で軽くは触れられていますが、あくまで「こういった表現を目指しました」程度の解説です。
また、RAW現像の方向性も、SNSで見るような色を乗っけたり、色を転ばしたりするような手法ではなく、渋くて大人向けな表現が多いです。
というかほぼ渋めの現像がなされた写真で構成された本ですので、いわゆる「映え」を目指している方向きの本ではないかもしれません。
逆に渋めの写真を撮りたい、落ち着いた表現を目指したいとお考えの方は、この本から吸収できるものは多いのではないかと思います。
絞りやシャッタースピード、構図などの解説もあり
本の最後には絞りやシャッタースピード、ホワイトバランスといったカメラの設定、構図の考え方、加工用のスマホアプリの解説がついていますので、初心者の方が買っても何も分からないということはないと思います。
解説で出てくる用語などで分からないものがあれば、最後についている解説を読むことで、ある程度理解し、撮れるようになるのではと思います。